

「油菜(あぶらな)」の若いつぼみと茎葉をつんだものが「菜花」。「花菜(はなな)」ともいわれている。「油菜」は、油を採取するために栽培されていた。明治になって、西洋種の「菜種(なたね)」がはいってくると、それまで栽培されていた、日本在来種の「油菜」は観賞用として栽培されるようになった。食用の菜花は、関東では千葉、関西では、滋賀と京都が主産地。
(1)葉先から20~30cmくらいを切り取ったものと、(2)10cmくらいの花のついた穂先を摘んで束ねて出回るものとがある。(2)の方が、値段は高いがやわらかい。ほのかに苦味があるが、それが特徴。春の訪れを真っ先に感じることができる野菜である。花は黄色。からしあえやごまあえなどに調理する。
塩ひとつまみを入れてゆでる。あまりゆですぎるとビタミンが減ってしまうので、さっとゆでる程度がよい。ゆで方が足りないとアクが残ってしまう。コツは、箸ではさんでみて弾力が感じられる程度になったらざるに移し、水気を切り、広げてそのままの状態で冷やす。水にさらすと水っぽくなるのでご注意を。蒸し煮にすると、面倒ではあるが、ビタミンCの流出を防ぐことができる。
京都の名産漬けもののひとつ。つぼみのついた穂先を塩漬けにしたもの。
3月下旬から4月にかけて、菜の花が咲く頃に降る暖かい長雨のこと。この頃は、一雨ごとに暖かくなりますよね。

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