旬
- 旬は、10月~1月下旬 。普通「みかん」といえば、温州(うんしゅう)みかんを示す。熟期により、極早生(ごくわせ)系、早生温州(わせうんしゅう)、普通温州(ふつううんしゅう)に区別される。
- 最低温度が5度以下にならず、年間平均温度が15~16度以上のところが適地。熊本、佐賀、長崎などの九州地方をはじめ、愛媛、和歌山、静岡で生産。神奈川、静岡産は酸味が多く、果肉がしまり、貯蔵性がある。和歌山、愛媛、広島、九州地方のものは酸味が少なく、甘みが多いが貯蔵性に劣る。
産地
みかんと言えば「温州みかん」をさすことから、中国原産と思われがちだが、原産地は、鹿児島県長島。温州みかんの名は、中国の浙江省にあり、みかん生産の中心地である「温州」からとったが、現地には類似の品種がない。遣唐使が中国の温州から持ち帰り、基地であった、鹿児島県長島でまいて、そこから、突然変異で生まれたといわれている。日本の特産であり、冬の代表的な味覚。
みかんの仲間
9月ごろに出回る「青みかん(青切り)」は、酸味が強い。ぽんかんは、インド原産で甘みが強い。暖地で育つものが良品とされている。紀州みかんは、紀国屋文左衛門が、江戸に運んだみかんで、明治の中ごろまでは、みかんの主力品種だった。小さめの果実で甘みは強い。現在は、和歌山、鹿児島で生産。沖縄のみかんといわれる「シークワーサー」も、実はみかんの仲間。「ひらみレモン」の別名がある。酸味が強く、果実は小さい。生食したり、調味酢として利用する。最近は、ジュースなどの加工品も多くで回っている。
栄養
- ビタミンCが豊富であることは有名!みかん2個で、1日のビタミンCの摂取量の必要量がまかなえる。また、ビタミンCは、免疫機能を高めるので、風邪の予防につながる。
- クエン酸の働きで疲労回復にも効果あり。
- 一度に何個も食べてしまう人も多いと思いますがエネルギーの方も加算され、果糖は太りやすい糖質なので、手も黄色になってしまうので、こたつでみかんもほどほどに・・・
- みかんの袋には食物繊維も多いので、薄皮をむくのが面倒だからそのままパクパク、なんておおざっぱなほうが賢い食べ方かも!
- みかんの皮も捨てるべからず!食物繊維とビタミンP(ルチン)が含まれている。ビタミンPは、毛細血管の浸透性を調節するビタミンです。血圧を正常に保ち、血液の循環をよくしてくれます。
- 皮の干したものは「陳皮(ちんぴ)」と呼ばれ、漢方の生薬として認められています。咳をとる、たんをきる、胃を丈夫にするなどの効用があります。陳皮を入浴時に入れると、冷え性、肩こり、筋肉疲労を改善し風邪を予防するとも言われています。陳皮(ちんぴ)は、七味唐辛子に原料として入っている。
- ビタミンCにも、血管を丈夫にする効果があるので、みかんを袋ごと食べると、 ビタミンCとPが同時に摂取でき、高血圧の改善や脳出血の予防に効果あり。
選び方
表面にツヤとハリがあり、中身が締まっていてヘタのついたもの。
保存
みかんの果皮はやわらかく、傷がつきやすい。きっと、経験してると思いますが、カビが発生すると伝染していくので、傷んだものは、その都度取り出す。こまめにチェックすることが、保存のコツかも。
加工品
- 缶詰は、なじみのある加工品。平温州という品種が原料にされることが多い。皮をむき、よく水にさらし、シロップで漬けたもの。食べごろは、甘みがなじむ製造後3ヶ月後頃。
- 給食で食べた記憶があるかな?「冷凍みかん」3月頃出回る静岡みかんを利用することが多い。マイナス20℃以下で貯蔵すると、ビタミンが失われない。
- ジュースやゼリー、フルーツヨーグルトとしての加工も多い。
- 果皮は、香料用の精油や香辛料(陳皮(ちんぴ))や漢方薬に利用される。