

バナナの原産地はマレー半島で、栽培の歴史はきわめて古く「紀元前5000年以上」と言われている。マレー半島→インドシナ半島、インド→マレーシア地域→太平洋諸島へとバナナは広まって行った。バナナと言えば、インドネシア移民による功績は大きく忘れてはなりません。彼らによって直接アフリカへと渡り、そして太平洋上では島々を東へ東へと広まっていった。そして新大陸へ南国産物として上陸をしたのは、コロンブスの大陸発見後。起源から考えると長い長い旅路。輸送すらもままならない時代に、バナナは熱帯、亜熱帯の無霜地域でしか栽培できないので大変な珍品であったに違いない。ちなみに、日本にバナナが上陸したのは、16世紀半ば、ポルトガルの宣教師「ルイス」が「織田信長」に献上したのがはじまりとされている。
私たちがバナナと聞いて思い浮かべるのは、まず黄色いバナナ。これは主にキャベンディッシュという種類で、フィリピンやエクアドルで栽培され日本に。香りが良くてきめが細かくトロけるような肉質のバナナ。もう一つ日本で多く見かけるのが、台湾産のほくしょう、せんにんしょうという種類。キャベンディッシュに比べるとネットリとした甘みの強いバナナで、昭和30年代、まだバナナが高級品だった頃に子供たちから憧れの眼差しで見つめられていたバナナ。1本2cmくらいの太さの小さいモンキーバナナもある。
日本ではバナナは生で食べるものという感覚で、加工して食べるとしても夏に冷凍バナナとして食べるとか、チョコレートかけるとかぐらい。だが、世界中で栽培されているバナナの約半分は、こうした生のものではなくて料理用のバナナ。
料理用のバナナは、蒸したり、ゆでたり、油で揚げたり、火を通して食べるバナナ。これはほとんどがグリーンの皮、そして果肉も薄いクリーム色から鮮やかなオレンジ色まで様々ある。世界中には、料理用バナナも含めて200種類以上もの色んなバナナがある。
バナナは滋養強壮に役立つ高栄養食品。カロリー、タンパク質はジャガイモに匹敵するほどで、カルシウム、カロテン、繊維質などをたっぷり含んでいて、特にビタミンAの含有量は果物の中ではトップという成績。またバナナの糖分は体の中で消化吸収しやすい果糖やブドウ糖に変わるので、病気の時に摂取したいもの。風邪を引いたらバナナ!というのは栄養学的にも正しい考え方のようだ。
スポーツフードとしても注目。マラソンやトライアスロンの競技中に給水ステーションでバナナが選手に手渡されるシーンというのをテレビで見ます。運動している最中に補うエネルギー源として、このバナナがもっとも適しているから。その秘密は、リンゴとバナナを比較しても4倍近くも多く含まれているカリウムという無機質。このカリウムは体に取り込まれると、筋肉の中で即エネルギーに転換される性質を持っている。スポーツしているときにバナナを食べると、そのエネルギーが筋肉の瞬発力、持続力を高めてくれるという訳。いくら高エネルギーと言っても、肉や魚は消化しパワーに変わるまでとても時間ところ、バナナは食べれば即戦力となる。スポーツをしてる最中のみならず、スポーツする前、あるいはその日の朝食にバナナを1本食べる。もはやこれはスポーツ業界の常識ともなっているようだ。
水溶性の食物繊維「ペクチン」やオリゴを豊富に含んでいいる。オリゴ糖は、腸内のビフィズス菌を増やし、腸の働きを活発にするので、食物繊維とともに、便秘の改善に役立つ。免疫の機能を高める効果があることも報告されている。
青いうちに刈り取られ、船で日本につく間に黄色くなって食べごろを迎える。というのは大きな間違いで、本当は、青いまま輸入されバナナ加工業者の方の厳重な温度管理によって熟成され、だんだん黄色く色づき食べやすい硬さにし市場に出荷する。熟したバナナだと病害虫が付く恐れがある為、青バナナしか入国できない。
日本では、生食バナナがほとんどだが、アフリカやフィリピン等の東南アジア、ブラジル等の南米は、料理用バナナの本場。感覚としてはジャガイモやサツマイモの様なお芋と同じような感覚。例えばフィリピンでは、エビとバナナをさっと炒めてココナッツミルクと煮込む料理やバーベキューのときに皮ごと焼く。エチオピアでは、トマトソースで煮込むバナナのシチュー。ブラジルでは、油で揚げてお肉料理の付け合わせにし、シナモンをかけて食べる。など料理用のバナナを食べる方が多い。
空気にふれると酵素の関係で変色してしまいます。変色防止方法は、酸味の強いレモン、オレンジ、パイナップイルなどの果物の果汁をふりかけるとよい。
亜熱帯育ちなので、低温に弱く、冷蔵庫に入れると熟すのをやめて、黒褐色に変化して食べられなくなる。これを、バナナが風邪をひくといわれている現象。家庭での保存に気をつけましょう!
保存は、冷蔵庫を避け、室温で保存するのがベスト!青くて未熟なものは、新聞紙に包んでしばらく放置すると黄色く熟してくる。選ぶ時は、皮が青くて堅いものより、黒い斑点があって、皮の黄色が濃く、柔らかいものがよい。買いすぎてしまった場合は、皮をむいて冷凍庫で冷凍する。冷凍バナナは、約1ヶ月保存が可能。
1955年(昭和30年)代までは、とんでもなく高価な高級舶来果実としての地位を誇っていたバナナ。その頃のサラリーマンの平均月給が、10,000円弱という時代にバナナは何と1房(約6本)で250円もしたとか。その頃に少年時代を過ごした年代の方々にとってバナナは病気になった時にしか食べられない超贅沢品だったという訳。そう言えば「昔のバナナはおいしかった。病気した時しか食べられなかったのに、今はこんなに気軽に食べられるなんて」と言う声が聞こえてきそう・・・。
どうしてそんなに高価だったのか?当時、バナナはほとんど台湾からの輸入品だけで、それも10万トン以下という制約付、バナナの輸入が自由化されたのが1963年(昭和38年)。風邪でも引いて寝込まない限り、買ってはもらえない禁断の果実、それがバナナだった。1963年(昭和38年)以来、南米やフィリピンから大量にバナナが入ってきて、すっかり庶民の果物になったバナナ。でも栄養価昔も今も変わらずなので、日常、食べたい食材。夏祭りのチョコバナナが大好きな人も多いかも!

残った分は、ぴちっとラップをして冷蔵庫で保存すると日持ちします。
オーブンではなくフライパンを使うので、お手軽にできますよ!
油の中に入れたとき、バナナにつくと溶けてしまうので、たねは均等につけましょう。
バナナと卵だけなので、手軽に、しかも簡単に作れます。