

アケビの木部には、アケビンという配糖体が含まれている。アケビのつるを輪切りにして天日で乾かしたものを漢方では「木通(もくつう)」といい、利尿剤、鎮痛剤や 腎臓炎、膀胱炎、浮腫の薬としても用いる。果実は、スタミナ果実として、精がつくといわれ、乾燥したものは、腎臓炎、脚気や脳卒中の予防薬ともされる。ムベの根は、民間薬の利尿剤にされる。
果実は生食することが多い。果皮、葉も食用できる。果皮は、苦味と芳香があり、油で炒めてから、みそや砂糖で調味するとよい。また天ぷらにも。葉や若芽は、和え物にする。
日本では古くから自生し、つるがとても丈夫で弾力強度がある。樹皮をむいたり、着色したりして、いす、バスケット、果物カゴなどが編まれている。他にも、民家の生垣、棚作りなどにも利用される。ミツバアケビのつるも丈夫で、同じように かごが編まれる。信州の郷土玩具「鳩車」がある。
山形県の代表珍味として紹介されたことがある「あけびの芽」。山形では、この「あけびの芽」を「木の芽」と呼ぶほど、代表的な山菜。不思議と他の地域では、知られていないのは「あけびの芽のおひたし」である。ゆでてすぐ食べると、とても苦いのだが、ゆでてから冷水に半日~1日浸けておくと苦味が程よく抜けて、とてもおいしくなる。山形の有名な山菜料理店では、定番の逸品である。
一般に「木の芽」といえば、サンショウの芽をさすのだが、東北や信越地方では、アケビの若芽のことを「木の芽」ということがある。

少しほろ苦くて、美味しいし、食欲が出ます。
苦味が気になる方は、一晩水につけてから食べてください。