

タチウオ科の海水魚で北海道から台湾南方まで広く分布し、特に多いのは、本州中部から西。回遊性の魚で、南の海で越冬し、夏に北上し、産卵する。中国大陸沿岸地域は、タチウオの宝庫で群れをなして泳いでいる。フィリピン、インド洋、大西洋に分布。
うまみ成分が多く、淡白な味わいでやわらかい身の白身魚。脂質が多く、動脈硬化や心筋梗塞の予防に役立つEPAや記憶力、集中力を高めたり、ボケ防止に役立つDHAが含まれている。皮膚や粘膜の健康に欠かせないビタミンAや、骨の強化に欠かせないビタミンDのほか、ビタミンB2やB12も含む。
脂がのってくる夏から秋にかけてが旬。表皮が、銀色に輝いているかが、鮮度を見分けるポイント。銀色がハッキリしているものは、鮮度がよい。光が鈍ってきているものは、鮮度が落ちている。1mほどのものが、美味しい。
鮮度がよい時は、刺身が美味しい。とれたて新鮮なものは、マグロのトロの味に似ているとか。タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれているので、ムニエルにすると、栄養価を逃さず摂取できる。昆布締めは鮮度がよいときにすると美味しい。その他、塩焼き、照り焼き、フライ、唐揚にむく。小骨が多いので、高級料理にはむかない。一度揚げてから煮ると、煮くずれしにくい。
タチウオの表皮を覆っている銀色の成分は「グアニン」このグアニンが剥離してしまうと、死んでしまう。水族館では、飼育が非常に難しいとされる。このグアニンを集め、セルロイドと混ぜて、ガラス玉に塗ると、模造真珠(イミテーションパール)ができる。また、銀色の粉として、塗料などにも利用される。

3枚おろしした中骨の部分を、唐揚にすると美味しく食べられる。