旬
最近では、冷凍ものが年中出回っているが、旬は秋。9月末から10月にかけてとれる「近海もの」は20%もの脂肪を蓄える。とくに、尾の付根の黄色いものは「大漁さんま」と呼ばれ、いちだんと美味とされている。
特徴
- 「秋刀魚」名の通り、「刀」の形容詞がぴったりな銀色に輝く細長い体系。オホーツク海から北海道、鹿島灘、房総沖でとれる回遊魚。
- 春と秋に、沖合いで流れ藻や浮遊物に粘着糸をもった卵を産みつけます。成長すると体長は40cmくらいになる。
- 秋刀魚のすみかは、海の表層近くで、数百万から数億の大群で回遊します。北太平洋、日本海側に広く分布し、年間を通して日本列島に沿って移動しています。
栄養
- ビタミンA、B2、Dをたっぷり含み、栄養的に非常に優れた典型的赤身魚。
- さんまには、生活習慣病を予防する栄養素がたくさん含まれています。青魚に特有の栄養素、EPA・DHAは、血液をサラサラにする作用があるといわれ、動脈硬化予防になり、DHAは脳細胞を活発化し、ボケ防止になるといわれています。勉強をする子供たちにも、積極的に取るとよい栄養素です。
- 背が青い魚を食べる時には、ベータカロテンの多い緑黄色野菜、植物油、種実類と一緒に取ると、より効果が高まります。
- カルシウムは骨や歯を丈夫にし、ビタミンDはカルシウムの吸収率を高める。
- 血合いの部分にはビタミンB2が多く含まれているので、口角炎・口唇炎の予防に効果的です。
- さんまの薬効は脂にあるので、焼き魚にする時は姿のまま、脂を落とさないように焼くようにしましょう。
- 腹ワタにはビタミンA(レチノール)が豊富に含まれていて、皮膚や粘膜を正常に保ち、感染症への抵抗力をつけてくれます。
- 目が澄んで輝き、体に青紫の光のあるもので、肉が締まって身のそり返っているのが新鮮。とくに腹を押してしっかりしているものを。また、尾まで太っていて大きめの方が脂肪ものっていて美味。
- 体長が30cm以上で、うろこがついたもの。
調理のコツ
- さんまは苦味のあるワタと一緒に食べるが、鮮度の落ちたものはワタを取ります。
- 焼く時は直火焼きが最高だが、煙を出さないようにグリルなどで焼いてもよい。焼きすぎて身がパサつかないように注意すること。
- 姿のまま調理することが多い魚なので、塩焼きの時はていねいにウロコを取ること。
秋刀魚の塩焼きには、大根おろし!
これ、お約束ですよね。これにもしっかり「理由」があるのです。焼きこげには、発ガン物質があることはご存知ですね?それを抑える働きが大根にあるからなんです。食べ物の組み合わせって、美味しいだけではなく、ちゃんとした理由があるんですね。