

初夏に旬を迎える代表的なものの一つで、夏の料理に欠かせない魚として人気があります。漢字では「鱚」と書きますが、単にきすのきの音をとって喜という字が付いたようです。海のあゆ、砂浜の女王とも呼ばれ、「あおぎす」「あめぎす」 など何種類かの仲間がいますが一般に「きす」といえば、「しろぎす」をさします。
北海道南部から九州にかけての日本各地。アオギスは四国や九州にわずかに生息。また、アメギスはオーストラリア周辺に生息。
シロギスとアオギスの2種類が日本に分布している。シロギスは、浅い砂地に住み、背が淡黄色、腹部が銀白色で 体長25センチほどの細長い体形。体長15センチほどの大きさが いちばんおいしいとされている。成長が遅く、20センチに育つのに、5年ほどかかる。アオギスは、背が青みをおびている。体長は、シロギスの2倍くらい。内湾の泥地に生息するが、近年の環境破壊により、絶滅に近い状態。ほとんど見かけられない「幻の魚」となっている。
白身で、くせのない味。脂肪が少なく淡白。鉄分・たんぱく質を多く含む。江戸前の魚だったが最近では輸入物も多い。
腹に梁があり、身が締まっているもの。体長が15cmくらい。 光沢があり、銀色に光っているものがよい。開いた身は、皮に光沢があり銀色に光っているもの。なめらかで、水っぽくないもの。
塩焼き・フライ・和え物・天ぷら、新鮮なものは細切りの刺身。
キス釣りは、昔から盛んで、腰まで潮につかり、サオをふる光景は、夏の風物詩となっていた。

大葉や梅肉を乗せたり、ホワイトソースをかけてオーブンで焼いたりしてもおいしい。