

鰊(にしん)の卵が数の子。塩漬けと干したものとがある。子孫繁栄を願い、お正月のお節や婚礼料理に使われることが多い。にしんの不漁の影響で、高価なものとなった。出回っている市販品は、カナダ産が多い。
数の子の語源を語る前にちょっと親魚のニシンの語源について。ニシンの語源には色々な説がある。西の海の魚、日本海沿岸でとれるのでこう読んだという説。西の海は、東北地方の訛りで「ニシンウミ」となり、それがニシンとなったというもの。他には妊娠魚がニシンとなったという説という人もいるとか。アイヌ語でニシンを「ヌーシィ」(漁獲多キ、あるいは魚ノ群集スル)といったので、ヌーシィがニシンになったという学者さんもいるそう。ニシンのことを頭が角張ったイワシと見立てて、「カドイワシ」と呼んだといわれれるが、その「カドの子」が、いつのまにかカズノコになったと言う話もあります。最近はこの説が有力のようです。もっとも、古い和名の「カド」はアイヌ語であると言う学者もいる・・・さて、その真相はいかがなもの?
味付けカズノコはそのまま、塩カズノコは塩抜きが必要。1~2日間、水につけておく。カツオ節をかけてしょうゆ味が定番。これまでコレステロールが多いと思われていた。イクラや数の子に、実は青魚に多く含まれているDHAやEPA、さらに亜鉛が多く含まれている。亜鉛が不足すると、皮膚障害や免疫力の低下、精力減退といった症状を引き起こすことがあるので、適度に摂取することが望ましい。
ニシンがこんぶに卵を産みつけたもの。最近は、コピー食品として、こんぶにししゃもの卵をつけたものも出回っている。

切るときは、ラップをつけたまま。形がくずれにくいです。