

5~7月頃が旬。9月頃のものも、「戻りがつお」と言われ、脂がのっておいしい。
目に青葉 山ほととぎす 初鰹!初夏に出回る初鰹は「女房を質に入れても食べたい」といわれるほど。世界中の温暖な海域に広く分布する回遊魚。水温17~29℃の暖かい海域が生息域。日本には黒潮にのって北上し、秋に三陸沖でUターンする。エサは、いわし、いかなど。体長は、普通50~60cmくらいで、最大1mくらいになる。うろこが少ない。土佐かつおは有名。
時速60kmで泳ぎ回るので、筋肉も強靭。タンパク質の量、質が優れている。初夏の鰹は、タンパク質が多く、脂肪分が少ないので、高たんぱく低エネルギーの健康食品。悪性貧血、神経のバランスを保つビタミンB12が、魚肉の中でトップの含有量。その他、ナイアシン、タウリン、ビタミンD、ビタミンB群など。ナイアシンは、消化や血液循環を助ける栄養素。皮膚炎の予防。二日酔いの予防も。タウリンは、血圧、コレステロールを下げる働きがある。ビタミンDは、鉄やカルシウムの吸収を促進させるので、骨粗しょう症や貧血の予防に。
疲労回復や神経に作用するビタミンB群も含まれています。血合の部分は、ビタミンA、B1、B2、B12、鉄がタップリ含まれていて、胃弱、病後、産後の体力回復に効果あり。肉類のレバーと勝るとも劣らない。脳を活性化させるDHA(ドコサヘキサエン酸)、血液をきれいにする不飽和脂肪酸EPA (エイコサペンタエン酸)も含んでいる。
「勝つ魚」という当て字も用いられ、縁起のよい魚。お祝いごと、引き出物などにも、よく利用される。
かつおと言えば「たたき」。新鮮なものはたたきがおいしい。生臭みをあぶることで、いぶし香をつけ、表面を焼き固め、うまみを封じ込める調理法。ねぎ、しょうがにポン酢がおいしい!
魚の中で、ビタミンB1を一番多く含まれており、たたきや刺身の薬味として、にんにくと一緒に食べると、ビタミンB1の働きを高める。強壮食なので、慢性疲労、足のだるさの回復に効果あり。食物繊維の豊富な野菜と食べるとよい。
鰹の身を節どりして蒸し、冷水で冷まし、あぶり乾かすことを数回繰り返し、さらに天日乾燥とカビつけを数回繰り返して作る。たんぱく質がアミノ酸に分解され、うまみ成分のイノシン酸が増える。九州の薩摩節、四国の土佐節、静岡の伊豆節が有名。2本を打ち合わせると、カンカンと澄んだ音がするものがよい。保存性もよく、栄養素も凝縮されているので、非常食として利用される。削り節(花がつお)、糸がつお、粉がつおなどに加工され出回ることが多い。
血合のはいっていないものは、クセがなく上品な味で、お浸し、すまし汁に。血合のはいっているものは、濃厚で、みそ汁、濃い煮物に。サバ節入りの混合削り節は、うどんやそばのつゆに。パック入りの削り節は、お浸し、サラダなどいろいろと利用が可能。ただし、細かいものは、ダシには不向き。

玉ねぎは、新玉ねぎがベスト!
なまり節は焼いてからサラダの具にするので、生臭みが気にならない一品です。