旬・種類
種類によって、旬が様々。
- 【春】ほたるいか
- 富山の名物。無数の発光器から光をだす。が、実は夜は光らない。 昼間の明るさから隠れるために、発光する。 ホタルイカは、そのまま内蔵も食べることが多いが、この内臓には、ビタミンAが豊富にふくまれていて、栄養満点である。生は傷みやすいので、市場では、ゆでたものが多い。おいしいものは、つやがあって、まるまるして、臭くないものを選ぶこと。
- 【春】じんどういか
- ヤリイカ類に属す。大きさは10cm程の小型のイカなので、そのまま煮付けたり、ゆでて、酢の物にすると美味しい。市場では、「コイカ」「ヒイカ」などとも呼ばれる。
- 【夏】するめいか
- イカのなかで一番身近。干してスルメにすることから、この名前がついたよう。でも、実は、スルメで一番おいしいのは、ケンサキイカのスルメ。春から晩秋まで、捕れるが夏が最盛期。春から初夏にかけて捕れる小型のイカは、麦の実るころでもあるせいか「麦イカ」とよばれている。
- 【夏】あおりいか
- 生食するのにイカの中では、最上のもの。漁獲量も少ないので価格も最上級!
- 【秋】あかいか
- スルメイカの仲間で、「バカイカ」とも言われる。さきイカや冷凍フライ用などの加工品に利用されることが多いが、アオリイカに次ぐ、おいしいイカである。
- 【秋】かみなりいか
- コウイカの仲間で、モンゴウイカと呼ばれていたが、最近では、ヨーロッパコウイカのことを、「モンゴウイカ」と呼ぶ。身が厚いので、刺身、寿司ダネ、天ぷら、中華料理などと、料理の幅がひろい。
- 【冬】やりいか
- 漁獲量が、スルメイカについで多い。槍の穂先のようにとがっていることから、この名がついた。ササイカやテッポウとも呼ばれている。刺身にもいいが、煮物にも向いている。
- 【冬】こういか
- 釣り上げると、大量の墨をはくので、スミイカとも呼ばれる。この墨は、絵の具の原料にもなる。肉厚なので、刺身、寿司ダネ、天ぷら、中華料理などに。
スルメの種類
イカの加工品で、消費率も高い。縁起ものとして、贈答やお供えものに使われることも多い。大相撲でも土俵中央にお供えする。その他、神社への奉納、婚礼、鏡餅などの供えものにも。
- [ 白スルメ ]
- 白スルメは古くから神前への御供用として製造された物で、半磨(はんみがき)ともいわれる。原料はヤリイカで、製造法は、鰭(ひれ)を反らしてつけて置くほかは、磨剣先(ミガキケンサキ)スルメと同じ製法。
- [ 尾孔スルメ ]
- 島根県地方で行われた製法で、スルメイカからスルメを造る際に、鰭(ひれ)と胴体の境に竹串を刺して乾燥させた物で、製品に串を刺した孔(あな)の跡がある事から、中国人が命名したといわれている。日本では、孔開きスルメとも呼ばれています。
- [ 松白スルメ ]
- 磨(みがき)スルメには、昔からヤリイカ、ケンサキイカが原料として用いられて来ましたが、長崎県では戦後国内向けとしてスルメイカを原料とする磨(みがき)スルメが製造されるようになった。製造法は磨剣先(ミガキケンサキ)スルメと同じですが、この製品は半乾品で、水分含有量 は26%以下。
- [ 甲附スルメ ]
- 背面に石灰質の大きな甲を有するコウイカを原料とし、一般のスルメの製法に準じて調理されたスルメのこと。
栄養・効用
- イカは、コレステロールが多く健康食品ではないといわれてきたが、血中のコレステロールを抑制するタウリン、EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)も多く含まれおり、コレステロールを上げない健康食品として見直されている。
- イカのタンパク質、アミノ酸は魚類に比べるとやや少なめだが、タンパク質は非常に良質で、低脂肪ということもあり、ダイエット食品としても適した食品であるといえる。
- イカ墨の主成分は、セピオメラニンと呼ばれ、塩辛の中に混ぜて「黒造り」とすると、塩分が比較的薄くても、イカ墨を加えない「白造り」に比較して日持ちが良い。
調理時のコツ
煮すぎると堅くなるので、サッと火を通すのがおいしいポイント!
イカの語源
漢字で書くと「烏賊」。海面を泳いでいたイカを、烏(からす)がついばもうとして、逆に海にひきずりこまれた、という故事からの当て字。
- [ 槍烏賊(やりいか)]
- やりいかは、胴先(外套膜)のとがった形状が槍の穂に似ている事からこの名がついたといわれている。
- [ 甲烏賊(こういか)]
- こういかは、胴内に石灰質の甲を持つ事からこの名がついたといわれている。
- [ 下足(ゲソ)]
- いかの脚(学術的には腕)を俗に『ゲソ』といいますが、これは『下足(げそく)』を略した言い方で、昔は大勢がひととこに集まり下足が沢山脱ぎ捨てられた時に、これを整理する為に、10足ずつ集めて束ねたとのこと。イカの脚が10本で有る事から、この様に呼ばれる様に成ったといわれている。イカの脚は、昔の人が天下のまわり者であるお金の事を、脚が有る様に動きまわる事から『オアシ』と呼んだ。脚の多いイカはお金が多いという事につながり、縁起が良いとされ、縁起を担いだ贈答品として用いられる。
- [ アタリメ ]
- 鯣(するめ)の事を俗に『アタリメ』というが、これはするめが『擦る目』に繋がり縁起が悪いという事で、逆の意味の『當たり目』と洒落たのが始まりといわれている。縁起担ぎの意味で、婚礼時のするめは『壽留女(するめ)』と書き表す。
いかに関連する言葉
- 釣りは普通鉤にえさをつけてしますが、イカの場合は疑似針を使用するので、エサいらずで釣れるイカは、イカ様々(さまさま)というところから、だまして取ることをイカサマといわれる。
- セピア色の思い出とちょっと気取ったいい方する事がありますが、このセピアとは元々イカの墨から作成した絵の具の事。
- イカの数え方・・・泳いでいる間は「○○匹」、水揚げされると「○○杯」、干すと「○○枚」となる。
いかの頭はどこ?
イカの頭は、通称耳と呼ばれるひれのついた三角部分だと勘違いしている人も多いはず。しかし、その部分には内蔵が入っているので、実は胴にあたる。それでは、頭はどこにあるのかといえば、足のつけ根の部分になる。ここにはイカの眼や口がある。イカは、頭足類十腕目といい、頭から直接足がついていることからこの様に呼ばれている。
イカ墨
スパゲッティやパンなどにも入っている「イカ墨」。抗菌物質があり、たこ墨の30倍以上のアミノ酸を含み、旨味がある。
身近にあるイカの内臓?!
イカの内臓を、化学処理をすると、何と!「液晶画面」につかうものに変身!温度によって色が変わるので、液晶画面だけではなく、温度計やアクセサリー、温度で色が変化する雑貨などに利用されている。