特徴
褐藻類で北海道南部から九州南部までの大平洋沿岸に分布している。長さは60cm~100cmほど。乾燥品が一般的。生ひじきは乾燥品を蒸してからもどしたもの。油とよく合うので油揚げと煮付けたり、油炒めしてから煮る。白あえやがんもどき、袋煮に使うことも多い。主な産地は、宮城、千葉、神奈川、熊本。伊勢、志摩は加工業者が多い。
種類
ひじきは日本の沿岸で多くとれ、初春に採取されます。渋みが強いので鉄釜で煮たり、蒸らしてから切り、乾燥させる。加工技術に優れる千葉県房総半島の房州ひじき、三重県の伊勢ひじきなどが有名。
- [ 長ひじき ]
- ひじきの茎を干したもので、太く長めで、もどした時歯ごたえのよいものが良品。商品によっては枝が加わるものもあります。糸ひじきとも呼ぶ。
- [ 米ひじき ]
- 小枝の部分で作ったもの。伊勢地方では、葉の長さが5cmほどの若い葉を使ったものを「米ひじき」と呼ぶ。
- [ 芽ひじき ]
- 先端の米粒大の芽だけを摘んだものと、茎以外をまとめて刻んだものがある。炒め物や混ぜご飯などに使います。
栄養
- 海草類の中でもっともカルシウムが多く、牛乳の14倍もあり、体内利用度の高いカルシウム食品。海藻のカルシウムには、骨からカルシウムが溶け出すのを防ぎ、新しい骨の形成を助けるホルモンの分泌を促進させる働きがある。
- 鉄は海藻の中ではすいせんじのりがずば抜けて多く、ひじきはその次に豊富で、ほうれん草の15倍も含む。銅も豊富に含み、つややかな黒髪を保つためにも、白髪予防にもおすすめの食品。
- ナトリウム、カリウムのバランスはよく、ナトリウムの排泄を高め、むくみを防ぎ、高血圧を予防する。食物繊維は豊富に含むので腸内老廃物の停滞時間を短くし、腸内の有益菌の働きを優勢に保ち、ビタミンB郡やKの合成を高める。ビタミンB郡の含有量が少なくても、腸内でビタミンB郡を作り出す手助けをする。食物繊維を十分に含む食事は、大腸癌の予防にもつながり、高脂血症や糖尿病、心臓病、高血圧などの成人病予防にも有効。
- ヨードを含む。代謝をさかんにする働きがあり、体温の低下を防ぐ働きがある。甲状腺障害にも有効。不足すると、体の冷え、代謝が衰える、むやみに太ったりすることがある。
選び方
乾燥品は、よく乾燥し、大きさのそろったものはい。生は、丸みがあって、黒くツヤがあるものを。
もどし方
たっぷりの水煮ひじきを入れ、上に浮いた汚れをすくい取り、10~15分おく。ひじきが十分柔らかくなったら、水を捨てざるに入れて、流水でよく洗って水気を切る。