旬
一年中味が変わらないとされてるが、旬は夏。ほどよく脂が乗り、うまさが増す。
特徴
- 普通にあなごと呼ぶのは「真あなご」で、食用とされ、市場に出回るあなごの体長は30~40cmのものが多いが、1m前後になるあなごもいる。
- ほかに、オキアナゴ、クロアナゴ、ギンアナゴ、ゴテンアナゴなど数種があり日本近海には、10数種ほど生息している。ギンアナゴ、ゴテンアナゴは、練り製品の材料となる。
- 北海道以南の日本各地、朝鮮、東シナ海に分布し、多く内湾の砂泥地にすむ。東京湾と瀬戸内の明石のものが有名で、松島湾や茨木産も人気がある。輸入ものや養殖ものも出回っている。
- 春から夏にかけて、産卵する。一度に100~120万粒産卵する。マアナゴの産卵場ははるか遠くの南西諸島周辺。産卵場からレプトセファルスという葉っぱのような形の幼生が黒潮系の水によって輸送され、神奈川県の沿岸に3~4月に到着し、変態して親と同じ形になる。
- 日中は砂泥にもぐり、夜間活動する。夜行性なので、夜釣りも夏の風物詩となっている。
栄養
栄養価が高く、うなぎと同じように夏バテ防止にぴったり!ビタミンAの含有料が豊富で肌の健康を守るのに役立ち、目にも薬効があると言われている。ビタミンEも豊富で、ビタミンAとの相互作用の働きで、ガン予防や老化防止によいといわれている。EPA、DHA、カリウムを多く含み、血圧の高い人にお勧め。
選び方
40cmくらいのあなごが、最も味がよいとされている。裂いたものは、乾いた感じがなく、透明感のあるものがよい。白い粘膜が出て、ところどころ色あせているものは鮮度が低下している。焼いてあるものは脂が浮いていないものを選ぶ。
料理
- うなぎより、脂が少なく、淡白な味が食欲の落ちる夏にも口当たりがよい。てんぷらや寿司のネタ、ちらし寿司、まぜご飯、卵焼き、茶碗蒸し、酢の物に向いている。
- あなごはぬめりの多い魚なので、ぬめり取りをすることが大切。ぬめりを除いてから調理します。皮目を上にしてまな板に置き、塩をたっぷりふって包丁でしごきます。次にボウルに入れて再び塩をふり、手早くもんで水洗いし、水けを拭き取ります。
- 白くすきとおった稚魚をポン酢でたべる岡山県の郷土料理「べたら」がある。
- 軟らかく煮たごぼうをあなごで巻き、しょうゆとみりんのタレをつけて焼いたものを「八幡巻き」という。ごぼうの食物繊維は便秘解消に、あなごのビタミンAは、肌の健康を守る働きがあり、お惣菜やお弁当にピッタリ!
「あなご」「はも」「うなぎ」
「あなご」と「うなぎ」が違う点は、脂肪の含有量で、うなぎの約半分。しつこくないので、人気も高い。関東の「あなご」、関西の「はも」と言われるように、関西の夏欠かせないものに「はも」がある。夏のスタミナ食でもある。はもは、身に添って縦に細かい骨があるので、皮1枚を残し、包丁で細かく切れ目を入れる必要がある。容姿が似ている、どれも夏に欠かせない食材。