

うめが、中国から日本に入ってきたのは、遣唐使が種子を持ち帰り、植えたことから。最初は薬木として渡来したらしい。 実用面よりも、花を観賞することのほうが、受け入れられた。詩歌で詠まれる花も、うめを扱ったものが多く、うめが花の代表とされていた。 また、花見も桜ではなく、梅であったようだ。
バラ科の落葉高木。中国原産。日本の主な産地は、和歌山、群馬、長野、山梨、福島、徳島。酸味が強いので、生食せず、梅干、ウメ酢、梅酒、梅ジャム、梅エキス など、加工して利用する。樹幹は直立せず太い枝を斜上し、分枝が多く不整形の樹姿となる。ウメは花木として古くから庭園に植えられたり、盆栽につくられて観賞されてきた。青梅を収穫する頃の長雨が梅雨です。梅の開花から約100日後、立春から135日頃が平均的な梅雨入りです。
[ うめの利用は幅が広い!]
枝・・・・生け花の材料
実・・・・梅干し、梅酒、梅酢など
樹皮・・・薬用や染料
材・・・・床柱、くし、そろばん珠、念珠、細工物、彫刻、洋傘の柄、箱など
ウメは、食用としての「実ウメ」と観賞用の「花ウメ」に大別。 花ウメは、野梅系、紅梅系、豊後系、アンズ系に分類され、 白、紅色、淡紅色などの花が咲く。実ウメは、果実の大きさで「小ウメ」「中ウメ」「大ウメ」に分類され、小ウメは、甲州が有名で、5gほどのものが小ウメ。 大ウメは、豊後が有名で、30gほどのもの、小ウメと大ウメの 中間のものが、中ウメとなる。
酸味はクエン酸とリンゴ酸からなり、種子と葉にはアミグダリンを含み、ともに漢方薬杏仁水の原料となる。クエン酸は、胃腸の働きを促進し、食欲を増進させ、タンパク質の消化をよくする働きがある。また、疲労回復、老化防止、筋肉の疲労や痛みの予防に。カルシウムと結合し、骨を強化する効用や鉄の吸収を促進しながら血行をよくする働きもある。
ビタミン類も含んでいるので、風邪や二日酔いによい。梅の種子の核から作る「梅仁(ばいじん)」は生薬として、咳止めに用いる。また、梅干しを熱い灰に埋めて黒焼きにしたものは風邪薬とされる。
未熟な梅の実には毒のある青酸化合物が含まれる。梅雨の頃にクエン酸が増えて酸っぱくなると、この青酸化合物が分解し毒がなくなる。「入梅前の梅を食べるな」という生活の知恵は科学的に裏打ちできます。
粒のそろった、色の鮮やかなものがよい。また、傷や虫食いの穴がないかよくチェックすること。
食欲増進、疲労回復、整腸に効果があり、汗を流した後の、塩分の補給によい。食べ物を腐敗させるカビや細菌の増殖を抑える働きがある。お弁当、おにぎりに梅干をいれておくと、腐りにくい。1日、1個たべると、消火器系の病気にかかりにくいといわれている。梅干の色は、シソの色素アントシアニン系のシソニンがウメの酸によって赤色となる。
若い青ウメをおろし器でおろし、そのしぼり汁に、砂糖を加え、水あめ状に煮詰めたもの。古くから、民間薬として用いられ、胃腸病に効果あり。抗生物質が現在ほど発達していない頃は、腸チフスや赤痢の予防薬として利用されていた。食あたり、下痢、腹痛の時に飲むとよい。
1日、数回少量飲むことで、からだが温まり、冷え性、疲労回復、胃腸の弱い人や不眠症の改善に効果がある。また、はれものの痛みや、リウマチ、神経痛などに、梅酒をタオルに浸して湿布すると痛みが緩和される。
塩加減と梅酢(うめず)のを合わせた調味料のことで、その味加減がよいものを「塩梅(あんばい)」と言うようになり、食物の味加減を調えることの意としても使われるようになる。また、体の調子。物事のぐあい。
自然に落下した未熟果を燻製にしたもので中国で漢方薬として用いられる。健胃、回虫駆除、下痢止め、咳止め、熱さましに。
とりあわせのよいもの。美しく調和するもののたとえ。また、仲のよい間柄のたとえ。

青くて固いウメで梅酒を作ると、サッパリした澄んだ梅酒ができ、熟したウメで梅酒を作ると液が濁りますが、まろやかな味になります。
梅酒と違って子供でも飲めます。甘いのがお好きな方は、砂糖の量を調整してください。
赤ジソを入れることで、赤ジソ色が移り、赤い梅干ができます。
いわしの臭み抜きでウメを入れますが、サッパリ感もあり食べやすくなります。