特徴
ハチミツはミツバチが集めた甘い花の蜜。いろんな種類の花から集められる。よいミツを見つけると、働き蜂は、巣にもどって、仲間にありかを教える。その教え方は、8の字ダンスといわれている。そして、同じ種類の花から多量のミツを集める。レンゲ、クローバー、たんぽぽ、菜の花、リンゴ、ミカン、アカシア、ソバなど。花の種類が違うと、色や香り、成分が異なる。人類誕生以前から存在したといわれる人類最古の甘味料で、古代エジプト、中国でも貴重な甘味料であるうえ、薬効食品として利用され、西洋では紀元前8世紀には、養蜂が行われ、とても神聖な食べ物とされてきた。
蜂蜜(はちみつ)とは?
- ハチミツは、ミツバチの働き蜂が集めた花の蜜に蜂の体内の酵素が作用し、熟成させたもの。
- 市販のものは、さらに低温でろ過したもの。
栄養
- 主成分は、果糖とブドウ糖。どちらもこれ以上分解されない単糖類なので、すぐに吸収され、エネルギーとなる。胃腸に負担をかけずに疲労回復が可能。
- ハチミツに含まれるオリゴ糖は、腸内のビフィズス菌など善玉菌をふやす働きがあるので、便秘や下痢を改善し、健胃作用や潰瘍に効果あり。
- コレステロールを減少させ、血管、内臓を丈夫にするカリウム、神経痛に効果があり、鎮静作用のあるマグネシウム、鉄分、葉酸、ビタミンC、B群、Kも豊富に含み、美肌効果も抜群で、皮膚を健康に保つ働きがある。外用薬として、荒れた肌に塗ることもある。
- 殺菌、消炎作用がる。医薬品として口内炎の治療などに利用される。
保存
- 密閉容器に入れて、涼しいところにおけば、半永久的に保存が可能。
- 低温で結晶(白く固まる)するが、温める(70℃くらい)ともとに戻る。
調理のポイント
- 砂糖より甘味が強いので、砂糖の半量を目安に。
- 温度によって、甘味の強さが変わります。電子レンジで加熱すると、味がかわってしまうので、避けましょう!
1歳未満の赤ちゃんはハチミツを食べてはいけないの?
自然界に存在している、どこにでもある「ボツリヌス菌」はちみつを採取する場合、加工しないことがほとんどなので、まれに、この「ボツリヌス菌」がはいりこむことがある。1歳以上になれば、この菌は腸内で繁殖しないが、乳児では、乳児ボツリヌス症を発症させることがある。このため、1歳未満の赤ちゃんはハチミツを食させてはいけないと、1987年10月20日、厚生省より通達が出ている。必ず守りましょう!
メイプルシロップとハチミツの違いって?
ハチミツは、花の蜜に対し、メイプルシロップは、楓(かえで・メープル)の樹液から作られる100%ナチュラルな天然甘味料。カナダとアメリカの一部の地方で採れる、30~40年を経た砂糖楓(さとうかえで・メープル)の樹液を煮つめて作ったシロップ。ミネラルの宝庫。カロリーも低くダイエットの方にもお勧め!カナダの国旗の葉っぱは、このメイプルの木の葉である。
はちみつの他に利用価値の高いミツバチ
- [ ローヤルゼリー ]
- ミツバチの女王のだけに与えられる完全食。若い働き蜂から分泌される乳白色クリーム状の物質。強い粘り気があり、甘酸っぱい味がする。成分は、良質のタンパク質、ビタミン、ミネラルも豊富で、成分がバランスよく含まれている。疲労回復、新陳代謝を活発にする、虚弱体質を丈夫にする、更年期障害を軽減する、最近では、抗がん効果があると言われている。ローヤルゼリー入りの健康食品、ドリンク剤も数多く市販されている。
- [ プロポリス ]
- ミツバチが樹木から集めた樹脂状のものに、ミツバチの唾液が作用してできたもので、強い殺菌・消毒作用があり、巣の入口に塗ることによって、巣の内部は無菌状態に保たれる。ヨーロッパでの利用は歴史が古く、民間薬として用いられてきた。日本では、1991年に抗がん物質がふくまれていると発表され、話題となりました。花粉症・ぜんそくの改善、湿疹・アトピー性皮膚炎の改善、便秘の解消、傷・やけどを治す、痔の改善、リウマチの改善など、多くの効用がある。注目を集めている成分は、フラボノイド。毛細血管を保護し、丈夫にして、自然治癒力を高める働きがある。プロポリスには、40種類のフラボノイドが含まれている。
- [ 蜂ロウ ]
- ミツバチの巣は、ロウで出来ている。羽化後1週間ほどたつ働き蜂から分泌される。使われなくなった巣を集めて溶かしたロウは、溶ける温度も高く複雑な物質で上品な質感がある。教会などで使う装飾ロウソクやクレヨン、口紅、化粧品などに利用。また、美術品の製造や工業製品にも利用。なんと、CD(コンパクトディスク)も製造される。